映画「OYAKO」は、昨年の夏に下松市内で撮影が行われました。ただ下松で撮影が行われただけではなく、下松を舞台としての撮影でした。
多くの映画は、いくつかの場所で撮影を行い、くっつけて架空の街にして上映することが多いのです。下松で撮影が行われて、それが下松市として映画に登場するのは、けっこうスゴイことだと思います。
そんな映画をひとりでも多くの方に見てもらいたいし、そして、見てもらった方にすこしでも深く味わってもらいたい。いまさらながら映画の撮影の裏話・苦労話なんかを書いていこうと思います。
あまり文章は得意ではありませんが、よろしければお付き合いください。
昨年の8月に行われた撮影を思い返したとき、まっさきに浮かんでくることが2つあります。どちらも苦労したことです。
劇中にキャンドルの出てくるシーンがあります。映画にもご出演いただいたナルミ・キャンドルさんのキャンドルです。
このキャンドルを使って撮影をするとき、雨が降りました。激しい雨でした。
昨日まではとても暑い夏の日だったのに、こんな撮影のときにかぎって大雨でした。
説明するまでもありませんが、雨のなかではキャンドルに火はつきません。でもキャンドルに火をつけないと撮影できません。
ただでさえ難しい撮影でした。キャンドルのあかりは見えなきゃいけないけれど、役者さんの顔も見えないといけない。撮影できる時間帯が限られていました。撮影のできる時間のあいだに止んでもらわないと、困る、とても困る。
映画「OYAKO」の撮影スケジュールはぎりぎりで、もしここでの撮影が中止になれば、かなりまずいことになります。
でも、現場にあまり悲壮感はなかったように思います。子どものいたずらにあったような、たいしたことじゃないさ、なんとかなるよという雰囲気がありました。
撮影スタッフ一同、雨宿りして、雲を見ながら、 雨が止むのを待ちました。
すると、ほんとうに止みました。
さっきまでの激しい雨が嘘だったみたいに、あたりが明るくなりました。いましかない。慌てて計画通りに、キャンドルを並べます。
ここでまたひと苦労がありました。
……続く
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映画「OYAKO-present to the future-」、
7月12日(土)~MOVIX周南で上映されます。
下松市が舞台になり、多くの下松市民も出演しています。
1週間限定の上映ですので、お見逃しのないようお気を付けください!
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