2014年10月13日月曜日

「恋」の撮影のこと

山口県下松市 市制施行75周年記念映画「恋」、撮影されたのは、ほとんど一ヶ月前のことです。
つい昨日まで撮影していたような気もしますし、撮影があったのはもう去年の事のようにも思えます。


初日の撮影は、法静寺前できつねの嫁入りを再現しての撮影。
道路を占有しての撮影で、エキストラは行列50名、観客300名と大人数。
ここが第一の山になることは明確でした。

心配ごとはいくつもありました。

300名の観客エキストラについては、最初は体育館のなかで受付や説明を行う予定でした。
しかし、体育館は土足禁止。入口で靴の脱ぎ着をしていたら、とても時間がかかるし、ぜったいに混雑する。前日に助監督の山本さんに指摘いただきました。
ギリギリの撮影スケジュールのなか、エキストラの誘導にかけられる時間はごく短い。
それに、お借りしている花岡小学校の体育館は、入り口が2階にあるつくりになっています。
入り口で混雑すれば、その混雑のまま階段をくだることになって、それはとても危険です。
もし事故がおこってしまえば、撮影中止になります。
土足のまま体育館にあがれないだろうか、たとえばブルーシートを敷いて、じゃあそのブルーシートはどこから調達するの? かなりの量になるよ。どうしてものかと前日は夜遅くまで考えて、考えて。深夜のファミレスでしたっけ? 夜遅くにうだうだ悩むことがなんどかったので、いつがどこなのか、もうはっきりしないのです。
けっきょく、階段を上り下りを避ければスムーズな誘導ができるだろうというところで決着しました。エキストラ待機場所を、体育館の中から変更しました。

そうして臨んだ撮影初日。
快晴でした。 
11月3日のお祭りの再現なので、エキストラのみなさんには半袖NG、秋の格好をお願いしますと伝えてありました。

夏の暑さの残る9月に、11月の格好。かなり暑いです。
怪我や事故とおなじで、暑さによって倒れる人がでてしまったら、やはり撮影中止になってしまいます。
水を用意して、塩分飴を用意して。さいしょは写り込むからとい理由で撮影現場から離れたところにあったウォーターサーバーですが、撮影の進行をみて、現場近くに再設置。
夏の戻ってきたような日に長袖着用。冷たい水は好評でした。

そんなこんなで事故もなく、無事に撮影を終えることができました。
ただ残念なのは、写真がないこと。
エキストラの誘導だ、行列の準備状況の確認だで走りまわっていて、FCスタッフ誰一人として写真を撮っていませんでした。
デジカメは腰に付けてたのに、、、

他の現場だったら、なにかしら誰かが撮影してるんですが。奮闘の記録が残っていないことが残念だったりします。

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